不謹慎系フィクション医療ブログ
登場人物
豚児(とんじ)
生真面目な内科医。ヘブンズドアホスピタルの面々に翻弄されるかわいそうな人。
黒金(くろがね)
金髪ガン黒内科医。基本的に根性が悪い。
一方、面倒見が良いとも言われるが...
日野原重明(ひのばるじゅうめい)
ヘブンズホスピタル院長。
"あの人"に似るが全くの別人。
当年100歳の矍鑠たる翁。
座右の銘は"逝きかた下手"
有瀬太(ありせふとし)
モノ忘れ外来担当医。老練な診察は受診者に勇気と希望とをもたらす。
救急部長
明るく鷹揚な人柄で、部下から慕われる救急部のリーダー。無尽蔵の体力で日夜診療に当る好漢だが、困った一面も。
羽田直通(はねだ なおみち)
ヘブンズドアホスピタル内科部長。クセのある部下に悩まされる苦労人。
愛嬌ミチコ(あいきょうみちこ)
マジメで世間知らず、そして愛嬌がウリのテヘペロ女医。大富豪のお嬢様。
田原正直朗(たわらしょうじきろう)
ヘブンズホスピタル外科部長。大変おおらかな性格。真摯な診療態度からついたあだ名はDr. Honesty。信条は「嘘のない医療」
酒井 和民(さかい わたみ)
救急部レジデント。威勢の良さは某居酒屋並み。救急部と居酒屋と、ブラック業種つながりでは決してないんだから勘違いしないでよね!
鬼龍院花子(きりゅういんはなこ)
外来ナース。このご時世にナースキャップ着用を墨守する。笑顔で業界用語を連発する。愛読書は『実話時代』
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そろそろ病状説明か
今日は外科と一緒に診てる患者さんもいるな
今日は外科と一緒に診てる患者さんもいるな
んん~厳しいね
大腸がんで肺にも多発性転移がある
根治不能だ
患者さんに悪い報せを伝えるときは
親族や患者さんが信頼してる人に同席してもらい
部屋や周辺環境を整え
内容はもちろん口調や言葉にも配慮しないと
御地蔵太(おんぢ ぞうた)さん
検査結果の説明に来ました
入りますよ
検査結果の説明をしたいのですが
今日はお一人ですね
わかりました
病名は大腸がんです
肺にもがんが飛んでいます
いわゆる遠隔転移と...
ま、まあそう決めつけないで
確かに手術では取りきれませんが
化学療法や症状をとる治療が出来ますよ
言葉を謹めよ!
アンタはがん患者さんの前に居るんだ!
もう、あかんか?
学会行ってたんじゃ?
せやけど、肺にようさん転移してるさかい
助からへんで
んふふ
うん!
死ぬ前に好きなことやっとかな後悔するで
笑顔で言うことか
好きなこというても
ずうっと漁師で
海で働きづめやったさかいなあ...
趣味もあらへんし
田原先生...
率直なのはイイんだけどね
もうちょっとタイミングとか言葉を選ぶとか
配慮してくれんかね?
...。
終り
※この物語はフィクションです?
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